STORY


第一章

(※WORLD❶)

記憶を失ったフイがハーロルトの元に囚われ、実験された事によりハイゾンビが生まれる。

研究機関一帯はゾンビだらけの荒廃した都市となってしまった。

ハーロルトはフイの次はカルラを捕らえようと、フイの遺伝子や自身の遺伝子(ハーロルトはカルラの子孫な為)を使いカルラを引き寄せやすい器となる少女(クローン)を生成。また様々な実験体となる母体にその遺伝子の子を産ませたりもしていた。

子供の被検体を得る為、擁護施設等を装っていた。

 

覚醒したフイは記憶の無いまま研究所を脱走。

武装研究員率いるハーロルトは後を追ってくるが、フイは自身の力である〝支配〟の能力を使い上手く逃れた。

 

ハーロルトはフイを捕まえるためハンターを投入。

実験により身体能力を強化された人間がハンターである。

それにより紳士が死亡、ニモニエはフイを庇って首をかき斬られる。

ハーロルトはニモニエがエメのクローンであると気付いて絶命を防ぎ連れ帰る。

エメに研究チームへ戻るようニモニエを使い交渉しようとするが失敗。

 

ゾッヂがエメの指示で裏で動き、フイ達と接触。

フイをエメの元へと誘導する。

エメはハーロルトとは別で、不死の研究目的でフイと駆け引きをしようとするもハーロルトにフイを奪われ、エメはニモニエとの対峙で自害する。

 

ニモニエはフイを助けようとハイゾンビであるハイノと手を組みハーロルトの元を目指す。

途中生きていた紳士と合流し、カルラという存在を知る。

実験体である少女の一人に憑依したカルラは共にフイを取り戻そうとするが、ハーロルトに囚われてしまう。

カルラを取り込み真の力を手に入れたハーロルトだったが、フイが覚醒しハーロルトを殺害。

事件は一件落着しハーロルトの死体とハイゾンビ達はエメが回収した。

(エメは本体である脳を殺さない限り死なない)

 

フイ、カルラ、ニモニエ。

カール、紳士。

ハイノ、ゼップ、エメ。

 

という形でそれぞれ分かれた。

第二章

(※WORLD❶)

カルラの力がフイに譲渡され、力を半ば失ったカルラ。

それにより各地に散らばっていた吸血鬼達がカルラの支配から解き放たれ行動を起こし始めた。

吸血鬼達は好き勝手に自身の能力を誇示し始め、世界は混沌に包まれ始める。

 

カルラが奪われ、フイはカルラを取り戻す為戦争に身を投じる。

カールと再会し、その後敵であるリコリスの本拠地にて囚われていたハイノを救い仲間にする。

 

紳士の部下であるザッシャという吸血鬼の力を借りつつもリコリスを追い込むも次々と出てくる吸血鬼達に、フイはとうとう死の淵に追い込まれる。

そして、フイは信頼を置いていたカールにより盾とされ殺された。

死んだフイは支配者として認められること無く、吸血鬼の支配が解かれた世界は混沌に包まれた。

 

フイの死後、カルラは紳士と共に世界を離れ隠居生活のようにその世界を離れる。

しかしフイを殺したカールだけは許さないと、カールを最期殺した所で世界を吸血鬼達に明け渡し去ろうとした。

だが明け渡した直後、吸血鬼達の手によって紳士とカルラは殺害された。

吸血鬼達の支配者であったカルラと、カルラの力を譲渡されたフイ、吸血鬼達の中で最も力を持っていた紳士の三人が死んだ事により、吸血鬼達は存分に力を解き放ち人間達を奴隷とした。吸血鬼間では未だ抗争が起こっているが、この世界には吸血鬼が蔓延った。

 

別世界線カールだけが不穏なラストをもう一度迎えてED

(まるで死んだカールが天国でシェリーと再会するかのような演出。しかし実際にはWORLD❸のカールで、シェリーと出会うことで覚醒した闇は世界を消滅させる)

第三章

(※WORLD❼)

それぞれの過去から始まり、WORLD❼へと迷い込んだ現在へと描写を繋ぐ。

ニモニエは悪魔崇拝に加入していた頃の過去から始まり、WORLD❶で死の間際エドガーの夢を見る描写。そしてWORLD❼で生きたエドガーと接触する。

(このニモニエは実際にはWORLD❶で死んだニモニエではなく、消滅したWORLD❷のニモニエ)

 

ハイノは闇カールに頭を踏みつけられ怯えているシーンの過去描写。(WORLD❷のハイノ。本編では描かれていないWORLD❷の描写を入れる)

そしてWORLD❼にてゾンビから逃げ籠城生活を送っている男を守ってやっている、少し(精神的に)成長したハイノの描写から始まる。

 

エメはいつもの植物園にて座っており、何一つ変わらないながらも世界が変わっている事に気付きどこかへ駆けていく。

ハーロルトは死んだ筈の場所でガラスを落としながらも体を起こし、目覚める。そしてその目の前にはWORLD❶からやって来たヴァレンシュタイン家とリコリスが現れる。(WORLD❶を飲み込もうとしているこのWORLD❼の暴走を食い止める&闇カールを始末しにやって来た。WORLD❶では死んでしまっているハーロルトだがカルラを見つけ出せたハーロルトを利用しカルラを手に入れたい様子)

 

ニモニエはこの困った現状と世界の中、エメと接触を図ろうとする。あまり会いたい訳では無いが何かと視野が広く情報網を張っているのはエメだ。

この世界のエメも何かしら知っているだろうと会いに行くと、そこには年老いたエメ…もとい自分の未来の姿があった。

孫や子供達と幸せそうに優しい笑顔を浮かべながら生活しているエメ。(バイオのアリシアみたいな存在)

膨大なネットワークの映像を見せてくれて、この世界が理想郷に近い程に幸せな世界だと知る。一方で裕福で無いものたちはゾンビが溢れる郊外で日々死んでいる。

 

別世界から来た者達が混ざり、同じ人間が二人ずついることになってしまった世界。

年老いたエメはWORLD❷の者達を歓迎すると、神の代弁者かのように言う。

けれど世界に危機が迫っている。WORLD❶からやって来た吸血鬼の侵略と混合した世界を生み出した覚醒した闇によって、平和が脅かされている。

 

ニモニエはフイを探そうとし、その協力をエメに求めるがエドガーはフイに固執するニモニエを否定。

 

・子供を虐待、孤児を殺害しまくって来たハーロルトの前には娘大好きな不抜けた戦力外ハーロルト

・不死を追い求めたエメの前にはきちんと年を重ねて老いているエメ

・地獄のような日々を生きたニモニエの前には幸せそうに笑い家庭を築くニモニエ

・サイコパスなエドガーの前にはサイコパスでは無い自分

・人間として生きる普通の優しいおじさん紳士

・クズなハイノの前には絶縁したはずの妹(WORLD❼の妹。WORLD❼の優しいお兄ちゃんだったハイノは2年前に死亡)

 

そしてゾッヂはホームレス時代の自分の家付近にいることに気付き家に向かうもそこには立派な家が建っており別の人間が暮らしていた。

(この世界はパラレルだから、と普通なら思うかもしれないが実際には違う。ゾッヂは確かにこのWORLD❼の人間であり、たまたま紳士の時空渡りでWORLD❶へ行ってしまい、それにより別世界にもゾッヂという人間が複製されてしまった。故にゾッヂがいない間に時が流れただけで、ここは本当にゾッヂの家だった)

 

その他にも、この世界にしか無いSF機器の扱いをゾッヂだけが知っていたり、ピンチの際に何かと運が良かったり等この世界へ帰還したゾッヂを世界が受け入れているような描写が複数起こる。(TRPGではゾッヂの行動全てが自動クリティカルとなる現象が起こっている)

 

この幸せな世界に逃走し身を潜めていたフイを狙う闇と吸血鬼達。

髪の伸び自分らしく生きるフイはカルラと暮らしながらディスコ(太陽が苦手なので夜の街)にいた。

吸血鬼という非現実な存在と一緒にいて手助けしたいという変わり者な男がいつも血を吸える相手を見繕ってくれており、フイを「姉ちゃん」と呼ぶ吸血鬼のナソラ(ずズーシェン)もいる。

吸血鬼の中には、吸血鬼の派閥争いが激化するWORLD❶に飽き飽きして、再び支配者としてカルラに戻って来て欲しいという派閥の者もいる。

(主にアンジェラとヴェルナー、又、カルラ直属の僕や屋敷に仕えていた吸血鬼達)

そうした者達がフイとカルラに定期的に会いに来ては交渉を持ちかける。

 

しかしある日リコリスがカルラを見つけ出し、強硬手段を執ろうとする中…リコリスよりもずっと厄介なカルラの愛人…ジルヴィウスがカルラを迎えにやって来る。

 

・ジルヴィウスはカルラをWorld❶へ連れて帰りたい

・リュカはミハエルに協力しつつジルヴィウスよりも先にカルラを奪取したい

・ミハエルは闇とフイの存在に興味を示す

・リコリスはジルヴィウスの言いなりで逆らえない

・アンジェラはリコリス達に脅され言いなりとなっている弟ヘクターを助けたい&無駄な争いをさっさと終わらせ子供達の安寧を守りたい

・ジャンはリュカに逆らえないため勝手な行動を取るアンジェラを力尽くでも止めたい

・ヘクターはルシアを守りたい

・ヴェルナーはリコリスをジルヴィウスの呪縛から解放したい

・ズーシェンはミハエルの望み通りになるのを邪魔してあわよくばミハエルを殺すor殺せるだけの力をフイ&カルラから搾取したい

・紳士は何が起こっているのか分からないが困っている&狙われているカルラを助けてあげたい

 

・フイはカルラと話し合い別行動。カルラは吸血鬼の問題を、フイは闇の問題を解決するためばらける 

 

最終的にはこの世界の紳士がカルラに噛まれて再び吸血鬼に。そしてWORLD❶を統治するようになる。

紳士は能力を使い闇が消えた後のWorld❼の暴走を食い止める。

ニモニエは仲直りしたフイと共に戦い、生きてエドガーの元へ戻り幸せになる。

カルラはいなくなってしまい、フイはカールの元から永遠に去る意味で吸血鬼達と本物の家族となりWorld❶で暮らす。

ハーロルトは力が欲しいだけで化け物(吸血鬼)にはなりたくないと、また敵対に戻りWORLD❼からやって来る吸血鬼の取締と排除を専門的に行うようになる。

カールは闇消滅に伴いフイが救う。

(自分ならカールを救えるかもしれないと言い救い出す。その後カールの支配の後遺症は自分がカールを捨てきれなかったからだと誤り、今度こそ完全に支配を解いてその証明に自身の腕を切り付ける。カールはそれをただ見るだけで止める事はなかった。闇から救えてもサイコパスは治るわけではない。今更こんな状態でどう生きろというのかと尋ねるもフイはそれは手助けしないと返す。フイは最後まで嫌な女であることでカールとの関係を切った。その後フイはナソラとともに姿を消した。WORLD❹のカールはアイラと共に罪や過去と向き合いながら生きる。)

エメは変わらず研究を続け医療による不死を実現させる。クローンは廃棄し、子供の姿にも拘らないようになる。

ゾッヂは手術によりハイゾンビでは無くなり継ぎ接ぎも無くなる。エメの支援で社会復帰を目指しつつ植物と教会の子供達に囲まれた生活を送る。

ハイノは力を手放したくないとハイゾンビで有り続けるも食事に関しては脳みそを辞めてエメから支給された薬で腐敗を食い止めている。この世界の自分の家族とたまに交流を取りながら傭兵として吸血鬼関連の仕事に就く。またハーロルトの下で働く形に。時折フイとゲートで会っては少し良い雰囲気になる。

 

ハッピーエンド

第四章

 (※WORLD❼)

第三章より30年後程経った。

World❼のエメは死に、World❷からやって来たエメが不死を実現化し医療を受け入れれば誰も死なない社会が実現していた。

 

World❼へ侵入して来る吸血鬼が増加し、手を焼くハーロルトとその下で働くハイノ。

フイ/ナソラ(ズーシェン)と交流のあるハイノは吸血鬼の見分け方や倒し方を熟知しており、ヴァンパイアハンターのして更に腕に磨きがかかっている

(吸血鬼も人間と同じで体が傷つけば動きは鈍くなる/能力を持つ吸血鬼と持たない吸血鬼で狩りの方法や痕跡が異なる/World❼へ来る吸血鬼は立場的に弱い非純血の吸血鬼や吸血鬼擬きが殆ど…等のことをハイノは理解している)

 

何故最近吸血鬼がやたらとこっちへやって来るんだ?という疑問が起こる

 

ジルヴィウスと旅をしているカルラにある日突然子が宿る(腹が光り、様子がおかしい)

※ナソラに孕まされた(ストーリーではその描写は無いが、能力を使い理性を無くしたカルラを犯している為カルラに記憶は無い)

ジルヴィウスと生活するカルラだが、ある日突然腹に子を成した事を自覚するカルラ。

しかしカルラはそれがジルヴィウスとの間の子では無い事を直感する。ジルヴィウスは最初気にとめていなかったがすぐにカルラを信じカルラの身を案じ始める。

 

光の子が生まれる。

その瞬間闇が荒れ狂い、カルラはそれを何とか押さえ込む。光の子は闇によって殺された(実際には闇に奪われズーシェンの手に渡った)

(シッシスシェシェの時の描写のように死んだというよりは視界が覆われていってその後どうなったか分からない…けれど恐らく死んだんだろうという描写にする)

 

カールsideへ。

ゾンビのうようよいる区画でハイゾンビの集団グループと生活しているカール。煙草を深吸いしながら医療行為を行うサイコパス。

 

カールの所属するグループの異質さの描写演出。

(連携が取れており仲間意識が強いにも関わらず、仲間が死んでもへらりとしている。生存や労力確保の為に仲間が死なないよう仲間の生命維持や保持に重きを置いているだけで仲間同士が強い絆で結ばれている訳では無い。皆利害の一致で集まっている。リーダーが優秀な連中をスカウトして結成したグループ)

 

ある日吸血鬼が攻め入ってくる。

カールは吸血鬼を一体殺すももう一人の吸血鬼に殺されかけ、そこを仲間の一人であるイズマに救われる

 

街にて異変が起き始める。

吸血鬼だけでなくハイゾンビと知能ゾンビも何か企んでいる様子。

そして何かに取り憑かれた様に必死になっている様子などがある。

中にはまともな者もいるが、それでも人を殺したりゾンビを街に蔓延らせようとする動きが見える

(バードボックスバルセロナの主人公イメージ。皆光に魅せられ、幸せな夢を見続けたいが故に犯罪を起こし世界に闇をもたらさんとしている)

 

カールは傷の手当てを自分でするも、その後も様々な異変がゾンビ区画でも起こっており、それに伴いリーダーも死亡してしまう。

イズマを次期リーダーにとの声もあったがイズマが解散を提案し、結局グループは解散。

カール、イズマ、後もう一人が残る中カルラが突如カールを訪ね現れた。

 

カールをカルラが噛んで人間に戻してあげましょうか?という提案をするがカールはそれを断る

(カルラを信用していないのとフイへの憎しみがある為)

 

カルラは何らかの異変を察知しジルヴィウスと友に現れたようだった。

その後何事も無くカルラ達は去り、カールはイズマ達と行動を共にしていく。

 

街で異変が色々起こっている様子の情報が入ってくる。

しかしカールは特に気にならない様子。

むしろ街がめちゃくちゃになってくれた方が俺たちは自由になれるのに、とイズマは発現する。

 

街では主犯格と思しき知能ゾンビが光を使って吸血鬼やゾンビ達を惑わし、手下に加えていた。

それにより都市のシステムの中心核であり、ゾンビ達を制御しているプログラムやチップの破壊をしようと動き始める。

 

一方フイはハイノが大変なのを知らず、最近吸血鬼の出入りが多いとハイノから聞いていたことを思い出してニモニエを心配で訪ねに行く。

 

するとエドガーとラプラプ同居生活をしているニモニエに、フイは会いたくても忙しいからと会ってくれないハイノを思い出し苛立ち&ニモニエ達に嫉妬

(ニモニエはもうフイの事を呼び捨てしている。仲良し)

 

攻め入ってくるゾンビ達。

ハイノとゾンビ、吸血鬼達との戦い。

途中ゾッヂも使えるからとハイノに首根っこ掴まれ戦闘に参加させられたりする。

しかしハーロルトがプログラムで支配しているハイゾンビやチップを埋め込んでいる知能ゾンビ達で応戦していたが味方ゾンビ達までもが怪しい光を見せられた途端おかしくなってしまう。

(ハイノとハーロルトは覚醒したフイに噛まれている為か抗体がある様子)

 

都市のシステムがダウンする

 

カール視点へ戻る。

次々と街へ向かっていくゾンビ達。

何やらドラッグをきめたかのように、導かれるようにして向かっていく。

カールも光の存在について知り、光が閉じ込められたビンを入手する。

カールは光からフイの事を思い出しそれを叩き壊した。それを「俺のコレクション割るなよなカール」とイズマが言う

 

都市側はシステムがダウンした事で次々ゾンビが伝染していき死者が多数出る。

それと同時に光が次々閉じ込められて行く。

 

カール側では、イズマが光を見せ、カールはそこに映っているシェリーや子供の姿にまた光を叩き割る。

イズマは一緒に光を集めようと誘ってくる。この世から光が無くなれば、希望を抱く事も無いし苦しむ必要も無いと言う。

しかしカールはイズマの世界が好きという気持ちと世界を壊したいという矛盾に気味の悪さを感じながらもどうでも良かった。

カールはイズマの誘いを断った

 

イズマは、まぁ俺たちが何かしなくてももう起こってるんだけどな、という

 

都市側は多くの犠牲が出ているが、カルラが現れる。

ハイノはフイの姉ちゃんだ、となる。

カルラは、面白い事になっているわね、誰かが悪そうでもしているのかしら?と余裕な様子。

ハイノは協力をカルラに求め、カルラはフイを使いハイノを手懐ける。ジルヴィウスに対しては自分以上のイケメンであるため悔しそうな様子。

 

皆で協力し、主犯格であるハイゾンビらを全員殺す。皆厄介だったが死は呆気ない。

それにより光が新たに閉じ込められる事が無く。光を閉じ込められる謎のランプを砕き割る事で一時終了した。

しかしそのランプが一体何なのか…カルラは嫌な違和感を感じた。

 

カール側に戻り、

暴動が終息してしまった知らせをイズマは執事であるチャイニーズ吸血鬼3体から報告を受ける。

イズマは一旦戻るという。

そして、また戻って来るからその時に一緒に世界を旅しないか?とイズマは訪ねる。

一緒に世界を壊したくないならそれでいい。

ただ、一緒に旅をすればお互い何か目的を見つけられるかもな、と旅を促す

 

イズマはカールを救いたいという気持ちが僅かにあるようだ。(これはイズマの中の光の意思)

カールはどこへ行っても争いに巻き込まれる。そんなのはもうごめんだ。静かに穏やかに暮らしたいというカールに、イズマはそれを手助けするよと答える。

渦中にいそうなイズマにカールは断ったが、絶対損はさせない。俺と世界の終わりを見に行こうと笑うイズマ

 

イズマといたら闇も話しかけてくることは無いし、カールは好きにしたらいいと答える。

しかしカールは吸血鬼が嫌いだとはっきり答えた

そしていつかイズマのことを殺してしまうかもしれないとも答えた

 

フイはWorld❼でいろいろあった事を知らないまま、ハイノと久々に会うもハイノは忙しかったんだぞ、とあれこれ伝える。

それと同時にカルラが門でフイと再会。カルラはフイにジルヴィウスを紹介する

 

ズーシェンもやって来る。ズーシェンは長い事不在だった(30年近く)ためフイは僅かに怒る

 

カルラはジルヴィウスとの間に新たな命を身籠もっていた

それを見て怪しげな笑みを浮かべるズーシェン

 

その後イズマは一旦World❶へ帰還。ズーシェンが迎えに行く。

ズーシェンの過去真相。カルラに光の子を孕ませ、その光の子を光側のスパイにすることでナソラの生まれ変わりをズーシェンがもらい受けるという契約が闇となされていたことが過去回想にて発覚させられる。

ズーシェンはイズマに妹が出来るぞ、と告げた。イズマは「え、マジで?」とリアクションをしながらも自身の髪を染めたきっかけであるフイについてズーシェンからいろいろ聞きながらWorld❶へ帰還する。

 

World❶ではイズマが集めた大量の光が保管され閉じ込められていた

 

END

 

第五章

 (※WORLD❷)

第四章より数年後程。World❼は更なる混沌に包まれ、謎の光の目撃は後を絶たずゾンビは蔓延。

宗教的な信仰と共に、失踪者は相次いでいた。

医療による不死を実現した研究者・エメ=ブラッサンスは科学者フィーリッツ氏の研究を盗んだ事により現在の医療を確立したとして現在審議がなされていた。

 

イズマはWorld❷にてナソラが支配下に置く中華人民共和国の屋敷に居た。

髪を切りすっかり貴族の様相となったイズマは未だナソラの過保護から多くの執事を付けられており、屋敷には数え切れない光の数々が保管されていた。

ナソラがイズマを迎えに来て歩きながら、そろそろイズマを吸血鬼の仲間達に公表する事を考えていると話す。

イズマはナソラにパパ呼び解消を提案するも無視され可愛いなパパは、となる。

 

長年思い続けたフイに会えるかも知れない、と胸弾ませながら黒に戻してしまった髪をいじる

 

一方フイは吸血鬼世界で上手くやれてはいるものの、長年経った今でもノルマを達成出来ていなかった。

そのノルマとは、ザッシャと紳士から出されたもので…吸血鬼全員に会って挨拶をする事。

そうしなければ人間世界で待つハイノと暮らす事もハイノを招き入れる事も紳士達のバックにいるカルラから禁止されていた。

 

双子が現れフイに終末を告げる。

人間は滅びるから、お前も滅びるんだぞ例外。というふうにいびりに来る

双子の嫁に会わせるよう要求するフイ。

まだ会ってないから、という理由で。

心神喪失状態で療養中と聞いているが

フイにはどうでも良いし関係ない。

ザッシャから全員に挨拶するようにとノルマをかされている

心神喪失状態の原因を噂で知っているフイはその件で双子に嫌味をいい喧嘩を売る

しかしそれをリュカが止め、双子(息子たち)を追い払う

切り替わり、

ソラハの話へ

現れたズーシェンに抱きしめられるソラハ

ああ、ママのにおい…

ズーシェンは何でいっつも私の事をママって呼ぶの?気持ち悪いわ

ん…?あ〜〜……ごめんね?ごめん

と不気味に笑いながらも抱きしめるナソラ

もう、イズマ呼んでよ

イズマが好き?俺より?

そうじゃない……イズマしか私の味方はいないから

外に出たがっている様子のソラハ

兄との様子は仲が良く、兄を頼りにしている様子。

ナソラに要望が通じる相手なんてイズマしかいないのだからそりゃそうだ

退屈だからというソラハにたくさん本を与えたため本の虫になっており、そのせいで様々な知識をつけてしまい洗脳が少し掛かりにくくなりつつあった

けれど時間で愛を満たせばいいと、ナソラはずっとずっとソラハを愛し続けている

ある日本を読むソラハの元へ一人の男の子がやって来る。

綺麗な白銀の髪の男の子

どうしたの?吸血鬼の子?

ここへ家族以外の生きた生物が入って来るのは本当に久しぶり

そう言うと自分も家族だという

へぇ……本当?

だったら証明して。

と警戒しながらも情報を引き出そうとしているソラハ

白銀の少年はナソラと同じ赤黒目を見せた

そして暗転

少年はおじ様くらいの年に一瞬で成り代わる

その姿にソラハは一瞬既視感に襲われ思考が曇る

姿が自由に変えれるのね

と微笑むソラハ

本を閉じ立ち上がる

とってもメルヘンで物語チック。

貴方は私を殺しに来た人?

それとも、ズーシェンやイズマに何か頼み事で、私を利用したいのかしら?

と率直に尋ねるソラハ

強いて言うならば後者かもしれないな

手を差し伸べる

それを警戒しながらもソラハは見つめる

ズーシェンに言われて、誰とも接触してはいけないことになってる。

だから貴方、殺されてしまうわ

殺されはしないさ。

私のズーシェンは家族だ

ズーシェンからイズマ以外の家族の話なんて聞いたことが無いわ

1度もか?

ええ、そう

……そうか

そうだろうな……

悲しげな顔

ミハエルはソラハの洗脳を解き、ソラハは暗転。

ミハエルに攫われる

ズーシェンはソラハに付けてた護衛が何人か死ぬのを感知(文明危機を使った?)

してすぐさま目付きを変えていなくなる

それを見たイズマが心配しどこかへ走り出す

リュカと話すフイ。

ミハエルを一度出し抜いたことを高く評価している様子のリュカ。

自分がミハエルとはとても仲が良いことを話す。

そして、ミハエルは幼少期カルラに放置されたことからフイの事をよく思っていないことを話す

既にした話だったが、

改めてそれを話しミハエルも引きこもっているから心配だ、一緒についてきてくれないかと話す。

フイからしたら甥っ子のようなもの、とのこと

フイは遠慮し離れる

フイはカルラの元へ。

同じ屋敷で、同じ部屋で仲良く出来たてホヤホヤカップルのように仲睦まじくしているカルラとジルヴィウス

フイはハイノとマンネリのため飽き飽きしてその様子をみる

カルラはフイにハイノを吸血鬼にしたら?と話すが、

もう連れ添って40年程。

ハイノとは別れていないだけでもう随分長いこと会っていなかった。

ハイノはフイに人間世界で一緒に暮らそうと提案したが、カールのこともあり拒否。

カールのことを気にかけるフイに腹を立てるハイノ。

次はいついつに会いに来る、と言っていたがフイは門に行かなかった。

それ以来は音信不通。

人間世界はゾンビ問題が深刻なのと、

謎の光が蔓延し宗教じみた世界になっていた。

皆が謎の光に囚われて心を見失ってしまう、病のようなもの。

自然的なゾンビ発症が起こっているらしい。

ナソラが詳しくてそう言っていた。

人間嫌いなのにどうして人間世界によく行くの?と聞くと、にたぁと笑っていた。

人間を嫌って見下しているが、完全には信用していない。いつでも牙を向ける獣達だとナソラは敵視していた。

実際、不死という吸血鬼の特権は今や人間も所有している。

吸血鬼は能力を持つが、システムや兵器等ではまだまだ人間の方が武器を多く持っている

吸血鬼世界とワールド7は完全に鎖国状態だ

5章は最終的にミハエルの正体が分かった所で終了する。

カールは闇側への加担(ヴィラン落ち)を決意する

 

6章はWorld❼に視点が戻り、闇側が一気に勢力を拡大し始める。

ゾンビたちに追い込まれ人間がどんどん死んでいく

ゾンビの信仰を妨げようと尽力するエメたち。

しかしフィフスたちが闇側に加担し、エメは完全に科学者としての立場を失ってしまう。

 

やってきたニモニエ、そして無事World②から全ての吸血鬼への挨拶を完了させるという課題を達成したフイが事の解決に当たろうとエメの元を訪れる。

フイは姉のカルラが紳士のもとへやって来て収拾がつかないと困惑していたことから自分も動こうとしている。

 

エメはカールに接触する必要があるという。

カールは闇が覚醒するに至ったカギだ。カールを光側で捕獲すれば闇の勢力の拡大を妨げられるという。

フイはカールには会えないと言う。

しかしかーるに接触できるのはフイの光だけだといわれる。そしてカールの支配権を持つのも。

カールに支配権はもう無く、あったとしても行使はしないというフイ。

戦争を止められなければ世界が終焉するとエメは警告した。

 

カールと接触を図ろうとするもカールは嫌悪感をむき出しにする。

イズマやミハエルとも好き勝手にやるが、イズマは最近厄介な連中が現れているという。

能力を持った子供達らしい。カールが目にしたのは一瞬だったが、たしかに子供にしては兵士のような動きだったと思う。

一時期軍事施設でも働いていたカール。(30年の間で)

 

何かいろいろいざこざがあって、追い込まれるカール

たまたま行き着いた下水道で例の子供とはちあってしまう

負傷(軽傷)している様子の少女。

少女はカールを父親だと直感し伝えて来る。理解不能なカール。手を引かれるままになぜか助けられる。

その姿がアイラと重なり殺そうか考えるカール

 

闇も少女を殺そうとしたが少女はすぐさま離れる

話をするために闇を追い払ってという少女に、闇が見えるのかとカールは驚く。

自分の子供というのが気になって(いるはずがないから)、カールは話を聞きだすため闇を一旦下がらせることに

 

貴方怖い人ね。心が無いサイコパス。

闇に囚われるくらいの不幸が恐ろしい程降りかかったんでしょう

と言ってくる

 

殺そうと思っていた。なんならこんな少女くらい首を絞めて拷問にかけることも、アイラにそうしたようにカールには簡単だった。

けれどまるで心が読めるかのような少女にカールは警戒し手を出さず、話を聞き出そうとする

 

少女は孤児である事を伝え、光に育てられ、あらゆるパラレルで自分が胎児として死んだことを理解していることを伝えた。

ちゃんと生まれたのはこの世界の私だけみたい、と。

 

光が私を生まれさせた理由はきっとあなたにある、と少女は確信しておりじっと見つめて言ってくる。

僕はこの世界を終わらせると決めたんだ

誰にも邪魔できない。邪魔はさせない、と少女を殺そうとしたカール

けれど光側の子供たちが現れカールに鎮静剤をうちこむ。闇が戻るも光のビンを回収した子供達はそれを使い闇をカールから遠ざける。

少女は単に時間稼ぎをしており、直感で仲間達が来たことを察知し連携してカールをとらえた。

 

カールは少女たちのアジトである教会に連れていかれる。

その教会は集められた光のランプがいたるところに設置されており、悪しきものや闇側の存在は誰も近寄ることが出来ないようになっていた。

(吸血鬼も、入ろうとしたら火傷したり火だるまになってしまう。ゾンビたちは光に魅入られ立ち止まるため入ってこない。カールなら入れた。後は光側の力も持つイズマやフイなら入れる。)