映画等に出てくるバイオハザードにより誕生したモンスター。
しかしこの世界では〝支配〟の能力を持った吸血鬼に噛まれた者の事を差す。噛まれた者が人間を噛めばその者も支配を受ける。つまりはゾンビになる。
とある研究機関のトップが、支配の能力を持つ吸血鬼を実験し作り上げたゾンビ。
吸血鬼では無く研究機関のプログラムに従い動く。
用途は軍事利用及び不死の研究とされている。
ハイゾンビは人間同様知能があり喋ったり考えたりするが体の自由はプログラムが働けば支配される。
食事は人間と同じ物を食べれはするが吐いてしまう。定期的に人間の脳を食べなければ体が腐敗して行く。
ハイゾンビになると肌と瞳の色が青白くなる。黒人は白というより青黒。とにかく血色が悪くなる。
World❻に存在するゾンビ。
World❻ではバイオハザードにより誕生したゾンビ達が蔓延っているが今はある区画に閉じ込められそれ以上はゾンビウイルスは蔓延していない。
知能ゾンビとは犯罪抑圧の為に生まれた存在で、犯罪者に改良したゾンビウイルスを注入する事で警察や政府の言いなりにしている。
しかしハイゾンビとは違いプログラム化されている訳では無く、ある程度のミッションを果たせばゾンビ化を解き開放する・刑期を短縮する等の契約が成されていたりする。もしも知能ゾンビが逃げたり反抗してきた場合には脳に埋め込まれたチップが爆破し処分出来るようになっている。
(アニメのサイコパスみたいな設定に似てる)
チップの爆破センサーには限界があり、ちょうどゾンビが閉じ込められている区画までは届かないようになっている。
なので何とかして逃げ出してゾンビ区画で暮らす者もいる。しかしそこでも知能ゾンビやハイゾンビのグループが複数あり抗争や生き残るための物資奪取が日々行われており過酷な環境となっている。
ハイゾンビと違い肌や目の色に変化は無い。
身体強化も無く、単に死ににくい・死ねない体で食事も基本的には地肉が主食となっている。
ハーロルトが作り出した改造人間。
戦闘力にのみ特化した実験と改造を行われた人間で有り、腕力や脚力、体力等が優れている。
中には完全に半機械であったり手足が刃物や銃に付け替えられていたりと少しグロテスクなハンターも存在する。
基本ハンターは顔や体を包帯のようなボロボロの布で覆っており、そのシルエットは非常に不気味
かつて魔女と呼ばれ心を病んでいたカルラに囁きかけ貶めた存在。
実態の無い悪魔・亡霊のような物で、闇そのもの。
これに取り憑かれると感情や人間らしさが失われその引き換えに特別な力を得る。
カルラはそうして吸血鬼となり支配と不死(死んでも魂は生きられる)の力を得たが、フイという人間の少女の存在によって心を取り戻し、完全な魔になる事は免れた。
闇の目的はこの世界への介入であり、この世界を混沌へと導く事であるとされる。
他にも、パラレルワールドを崩壊させ世界を一つにまとめんとする存在とされ、
皆が平等に絶望を与える
【闇(深淵)の物語】
深淵は地の下からただ光ある世界を見つめる事しか出来なかった。
独りぼっちで誰とも話すことも接触することも出来ず、誰も自分の存在に気付かない。
そんなある日にこちらを覗き込んでくる少女がいた。それがカルラだった。
少女に囁きかけてみると、少女は深淵の言葉を理解した。初めて対話出来た喜びに深淵は震えた。
深淵は少女に力を与えた。
少女が世界に暗く悲しい闇を広め、一人ぼっちでなくて良い世界をくれると約束してくれた。
少女と深淵の間に子供(吸血鬼達)が産まれた。闇はどんどんと広まっていき、念願だった地上へと深淵は侵蝕し始めた。
しかしある日、自分だけを見つめ笑ってくれていた少女が…光に魅せられ始めた。
少女を失いたくない深淵は、また自分を見て欲しいと少女に過酷な死と絶望を与えた。
少女はそれでも、光に奪われ行ってしまった。深淵は少女が欲しくて、欲しくて欲しくて、再び少女を手に入れようと行動を起こし始めた。 END
長く世界を照らしてきた存在。不滅の存在。
この世に生きる生命全てが光の子であり、光は圧倒的神のような存在。
姿形は無く神や人など様々なモチーフで描かれる。しかし実際には悍ましい程の美しい姿をしている。
よく運の良い者などを神に愛されし子、などと呼んだりするが、実際には光は特定の誰かを贔屓することはあまり無い。
(創作者が好きだからという理由でその子を幸せにするとは限らないのと同じ感じで、幸せだったり恵まれている子はストーリー等に起因する)
カルラは闇に完全に奪われたことから光が自身の子を取り戻そうと光を授けた。
しかし闇が深い程光は眩いのと同様、カルラに宿った光は大きな力となった。
故にその光を受け継ぐカルラ、フイ、イズマは神である光に近い存在として、光の姿を見たり光と対話が出来たりする。
また、その光を焚べるかのように自身の力として引き出すことも出来る。
◆カルラ
力を与える力
(能力を与えたり同じ光の存在を作り出す)
◆フイ
吸血した者を支配すると共に味方にする。光の兵を作り出す
◆イズマ
光を取り出しランプや蝋燭に灯す事が出来る光収集家の能力
他にも、パラレルワールドの均衡を保つ存在でもあるとされ、
どの魂にも平等に幸せや苦難(絶望)を与える
カルラが闇から得た邪悪な能力を、カルラを救ったフイという存在に与える事により起こった。
カルラとしては自分の魂の拠り所が見つかるまでの間フイに預けただけのつもりだったが、カルラを救った人間らしい感情や愛を向けられたフイの中に能力が浸透することによってフイの中で闇の能力は光に変わった…と仮定される。
覚醒すると能力を自由に扱えるようになり、闇や魔とも対抗出来るようになる。
カールの覚醒は闇がカールに囁きかけ契約した。それはカルラの時も同じ。
カールの場合はカルラと同じ闇の存在になったが、その後全ての心の支えであり罪悪感であったシェリーから拒絶されることでカールという存在が消滅しその対価として闇は覚醒した。闇は無と同義とも言える。World❸は誰も生きられない世界であり、闇が覚醒しカールを飲み込んだ際に全世界線のカールが消滅したことから、覚醒した闇は全世界線…パラレルワールドそのものを消し去る力を持つのかもしれない。
【覚醒の力】
◆闇
第一段階(覚醒前)
苦悩や悲しみ、怒りを抱えた人間が深淵を覗き込む。その人間にのみ闇は干渉出来、囁きかける。
その人間が闇を受け入れれば、その人間は闇が持つ力を与えられる。
第二段階(覚醒前)
第一段階で契約を結んだ人間を媒介に世界へ負の感情・闇をばらまく。
媒介となる人間が闇に染まれば染まる程に闇は地上に蔓延っていき、エメの特殊部隊が目撃したような目にしただけで人間を自殺へ追い込んでしまう靄を発生させる。自殺以外にも、その人物に普段取らないような行動…殺害や暴力・暴言などを促す。(闇の感情に支配されてしまうと考えられる)
第三段階(覚醒)
媒介とした人間が完全に闇に染まり、人間としての僅かな感情や生への執着・未練などが一切絶たれた際に闇そのものとして覚醒する。
闇の一部となり地上で自由に行動出来る闇となる。闇が地上に自由に出入り可能となる。
覚醒と共に地上から溢れ出た闇の力と量に耐えきれずWorld❷は崩壊し全ての次元を飲み込むブラックホールを発生させた。
第四段階
地上に自由に干渉出来るようになったことから、負の感情を抱えている人間に取り憑き暗く悲しい感情・怒りや憎しみや苦しみの感情に支配させる。
闇の意思に従い動く軍団となる。必要があれば闇が力も与える。
第五段階
闇が全ての媒介者(カルラ)を取り込む事で全ての次元をブラックホールに引きずり込み世界を手に入れる。
(カルラが裏切る事をしなければ第四段階が第五段階だった。)
◆光
第一段階(覚醒前)
光は闇より産まれる。闇の媒介者が光の感情(愛や慈しみや平和を願う気持ち等)を得る事で闇の力が光ある者へと結びつく。
(フイに与えた能力がカルラの体に戻せなくなった)
第二段階(覚醒)
闇の力が光の力へと変貌する。闇の力を倒す事が出来る。
(カルラの魂を取り込んだハーロルトが闇の力を手に入れようとしたが、フイが光として覚醒した状態で噛んだ事によりハーロルトと闇の結合を防いだ。
カルラの魂はフイに力を与えた時点で浄化され光に傾いている為カルラの魂は傷付くことは無かくハーロルトから解放された)
第三段階(覚醒に力のコントロール化)
闇を倒す力を完全に扱う。
(フイが噛んだ者を光で包み闇の支配を無効化させる・噛んだ者を闇から解放しフイの支配の力によって闇と対抗する光の兵にする。無理矢理に動かすというよりは戦わなければ世界は終わってしまうという強い正義感と意思に突き動かされるといった感じ)
複数の世界線が存在しそこでは全く同じ人物が同じように生活している。
ただ選択肢や体験する事・人生・性格などが世界によってちょっとずつ異なってくる。
カールは闇に取り込まれた後闇が覚醒したと同時に全世界線のカールが消滅した。故に全世界にカールは今たった一人だけ。
カルラは闇が覚醒する前にフイによって人間の心を取り戻したため消滅はしなかった。なので他世界線にもカルラは存在しているが、
カルラは他世界線の自分自身と出会うと吸収され一つの存在となる。
これはカルラだけでなく、カルラに吸血鬼にされた順の早い紳士やミハエル等、他純血の吸血鬼も同様である。
半純血のハーロルトは他世界線の自身と出会っても吸収も消滅も無かった。
ドッペルゲンガー現象というものがあるが、基本他世界線の自分と会っても問題は起こらない。
いや、実際には問題があるのかもしれないがWorld❼ではその問題が起きないようになっているようだ。
吸血鬼の一部のみが上記で述べたように消滅や吸収が存在するようだ。
【記憶の譲渡について】
他Worldで死亡してもその者の記憶は別Worldに引き継がれる事は無い。
しかしWorld❷からWorld❼へ移動した者のように、世界の消滅の衝撃によるパラレル移動をした場合はその衝撃で他Worldの記憶を垣間見たりリンクしたりする事がある。(他夢などで見るようになったり、時折フラッシュバック的に思い出す等もある)
他は上記で説明したように、二つの世界の自分同士が接触した場合には
人間であれば消滅、吸血鬼はどちらか一方に吸収され記憶が一つになる。
また、その者を別世界にて取り込んだ闇に触れる事でたまに闇が取り込んだ者の記憶を垣間見る事等もある
【パラレルワールドへの干渉】
干渉出来ているのは…
『紳士』、『カルラの制約の無くなったミハエル』、『第四章以降の光覚醒したカルラ(※ただし魂だけの状態の時のみ)』『闇覚醒したカール』、『紳士の能力をコピーしたルシア』。
しかし上記の者でも干渉不可能な場合は、
『消滅してしまったWorld』、『闇が支配してしまったWorld』となっている。
魔女狩りが起こっていた時代、最も悲劇を体験し世界を憎んだ村の女性・カルラが本物の魔(闇)と契約を結び不死と支配の力を手に入れた事で成った存在。
カルラは噛む事でその者を配下(ゾンビ)にする事も、能力を分け与え自分と同じ吸血鬼にする事も可能だった。
現在世界に存在する吸血鬼は10~30体程とされており、カルラが噛んで吸血鬼にした者もいれば、カルラ自身が他吸血鬼と交わり産んだ者もいる。
その血統が後に人間と交わり続いた子孫がハーロルト・ヴァレンシュタインである。
【カルラに噛まれた順番】
ホルガー→ミハエル父(いない)→ジルヴィウス→アンジェラの父→リュカ→ヴェルナー→姉妹→ミハエル→フイ
【派閥】
カルラ派閥
他に王に相応しい才覚が居ない為他の者が王になり波乱が起きるくらいなら今のままカルラが統治してくれればいいと考える者と、カルラが母であり吸血鬼の祖なのだからカルラ以外の王はあり得ないとカルラを盲信する者達。カルラが消えるまではミハエル、ジルヴィウスもこの派閥にいた。
ミハエル派閥
カルラの次に力を持つミハエルが次の王になるべきと考える派閥。また、ジルヴィウスの暴君ぶりを危惧しジルヴィウスが王となる事を防ぐ意味でもミハエル派閥に属す者もいる。
ジルヴィウス派閥
主にジルヴィウスを盲信し愛す長女リコリスが盛り立てている派閥。また、ジルヴィウスが暴君として治める国から発生した吸血鬼もどき達から成り立っている
ホルガー派閥
ザッシャとヴェルナーのみが推薦している。他吸血鬼達はホルガーを、力はあるが人間に感情が偏りすぎているとしてあまり支持を向けていない
その他
どこの派閥にも属していない者達
ヴァレンシュタイン派閥
ナソラ(ズーシェン)がヴァレンシュタインの名前だけを使い作り上げた派閥であり、ミハエルとは無関係。むしろ敵対している
カルラ派閥 | ミハエル派閥 | ||
カルラ |
◆他者を支配する能力(フイに譲渡・権限のみ所有) 肉体を失っても魂だけとなって生きられる(不死の)能力 |
ミハエル |
◆願いを叶える能力(カルラによる制限有り) |
ホルガー |
◆時空・時間を操る能力 (瞬間移動やタイムスリップ等) |
ナソラ(死亡) |
◆誘惑・魅了の能力 |
ザッシャ |
能力なし |
他ヴァレンシュタイン家 |
*ミハエルが噛んで吸血鬼にした者達 |
アンジェラ |
◆人形に魂を吹き込む能力 *弟ヘクターを救う為カルラの派閥に入る |
リュカ |
◆拒絶の能力 近距離にいる者を殺害する、常に拒絶し続ければバリアのように身を護る事も可能(ただし集中力が必要になる) |
フイ | ◆他者を支配する能力 |
アシル (双子兄) |
◆傍にいる者の生命力をゆっくりと奪う ◆他者の体を乗っ取り思うが儘に操る能力(アンジェラの父から奪った能力) |
カルラの元従者達 |
便利な能力を持つ者ばかり しかしカルラに一切逆らえない従者であり奴隷達 |
ネル (双子弟) |
◆ 呪いの能力 ◆負の感情を見抜き心を覗き見る能力 |
ヘレン | 元カルラの従者でジルヴィウスに強姦された後捨てられ、殺される。エミリアの母 |
ジャン |
*嫁はカルラ派閥 父の命令でミハエル派閥にいるがずっと嫁の事が気になって仕方ない |
他リュカの孫達 |
|||
ジルヴィウス派閥 | その他 | ||
ジルヴィウス |
◆幻想空間を作り出す・幻覚を見せる |
ヴェルナー |
◆護りと治癒の能力 *密かにホルガーを次期王に推薦 |
リコリス |
◆痛みを与える能力 |
アンジェラの息子・娘達 |
*派閥争いに参加していない。母に子供扱いされ戦いに参加させてもらえない。 また父母がそれぞれ別派閥なため派閥が曖昧 |
ヘクター |
◆生命を枯らす能力 *リコリスにルシアの件で脅され仕方なくこの派閥にいる *元々ドラクロワ家はジルヴィウス家に従属している |
ダライアス |
◆ワープの能力
*ヴェルナーの仲間であり元々カルラ派閥に所属していた吸血鬼 |
他3名程 (純血) |
*ジルヴィウスを支持する吸血鬼達 *元はヘクターの親・嫁家系に当たる姉妹が噛んで吸血鬼に変えた者達 *どれも危険でダークな能力持ち達 能力の無い者もいる |
ルシア |
◆コピー能力 (本物より劣る・一個の能力まで) |
ジルヴィウス直属の配下達 |
*ジルヴィウスによって吸血鬼にされた者達 *ジルヴィウスにのみ忠誠を誓う |
||
ヴァレンシュタイン派閥 | |||
ズーシェン |
◆錯覚の能力(勘違いさせたり恋愛感情にしたり) 条件付きで願いを一つ叶える能力 |
ソラハ | ◆誘惑・魅了の能力 |
イズマ |
◆希望や夢を奪い取り閉じ込める能力 光は吸血鬼を殺したり火傷を負わせたり浄化して消し去ったりしてしまえる |
エミリア (双子の嫁) |
◆吸血鬼や周囲にいる人間の存在を感知出来る能力 誰がどの辺りにいるというのがはっきり分かってしまう |
◆血の契約
互いの血を流した状態で行う契約。契約内容を破ると破った者は死ぬ。
◆従属の誓い
従属を誓う者が血を主人に捧げ行う契約。主人がその血を飲むことで契約は完了する。
(無理矢理に血を飲まれた場合には契約にならない。双方の意思があってこそ契約は成立する)
主人を裏切ったり逆らって傷つける・死に至らしめる等をした場合誓いをした従者は死ぬ。
◆契約破棄の方法
契約を行った双方が向き合い契約解除を宣言することで契約破棄が完了する。
(従属の誓いならば、「貴方はもう私の従者ではない」「私は貴方の従者では無くなりました」等双方が宣言する)
◆吸血鬼の祖
これはカルラの事を指す。全ての吸血鬼の始まりであり生みの親
◆転生者
カルラに噛まれ吸血鬼となった元人間。
カルラの力を直に注ぎ込まれている為強いor便利な能力に恵まれる事が多い。
純血派閥の中には転生者すらも純血では無いという考えの過激派もいる。(そうした者は皆基本ミハエル派閥)
◆純血
転生者とカルラの間に生まれた子供達。
完全なる魔と魔の間に生まれる事から生まれる子は必ず能力を持って生まれる。
◆非純血
純血、もしくは転生者等が人間との間に儲けた子供。
能力は無く人間の血が混ざれば混ざる程吸血鬼では無くなりただの人間になる
◆吸血鬼
カルラ以外の転生者もしくは純血の吸血鬼によって噛まれて転生した吸血鬼
もしくはそうした吸血鬼に噛まれて転生した者
◆吸血鬼擬き
従属させる目的で半分吸血鬼としての力と肉体を与える。いわば使い魔的存在。
人間だったり動物だったりだがどれも半端な姿をしている。